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4/17~23のアイシティ日本画展の様子が地元紙「市民タイムス」と「MGプレス」に掲載されました。

72回アンデパンダン展早歩き

この前表紙絵を描いた「上手宰詩集・しおり紐のしまい方」が三好達治賞を獲得したそうです。別に表紙は関係ないのですが、そんな賞の詩集に関われたことはうれしい限りです。

 

写真家・谷川真紀子さんの写真モデルになりました

 

 友達の紹介があって、写真を撮らせてほしいと頼まれ、恥ずかしながら引き受けました。さすがプロの写真家です。目線、目の力、心の緩和など細心の判断でのシャッター。100枚以上撮影したでしょうか。初めての体験、とても勉強になりました。

 それらの写真を御苗場写真コンクールに応募されたところ、エプソン賞を受賞されたとのこと。そのインタビューが写真とともに掲載されています。

https://phat-ext.com/up-date/33535

 

山形村の水車は唐沢川の傾斜を利用して、水を上から流す形だということが当時の記憶を語ってくれた方からあり、また、かやぶき屋根や建物の様子も語ってくださり、第二弾描き直しをしました。さらに推敲し本画にする予定です。

このほど村の商工会から、「水車のある風景」の作成を依頼され、試作スケッチを描きました。山形村の唐沢川流域では明治以来川の水を利用した水車のそば粉引きが行われていて、十数個の水車が動いていたと言われています。その名残りを残して観光に役立てたいと考えていて、出来れば復元したいところですが、それもなかなか難しいことから、とりあえず当時の様子を絵にして残したいということでの依頼となったものです。かろうじて水車小屋の残骸が残っているところが一軒だけあって、それをもとに想像図を描いたものです。これから推敲し本画にしていく予定です。


このほど出版された牛久保建男さんの評論集「時代を生きる作家と文学」の表紙絵を描きました。大地にどん欲に根を張り、可憐な花を咲かせる紫露草をやや抽象化してまとめました。絵の色を生かしてくれて上品な表紙に仕上がりました。さすが、プロのデザイナーです。嬉しい限りです。(A3 287p 光陽出版 1800円+税)


梓川近辺の画家8人の所蔵作品展

梓川アカデミア館において、表記の展覧会を開催していました。今年梓川賞の私の作品「氷点」が展示されておりました。


11月の山形村「そばと道祖神まつり」に向けて道祖神ぬりえコンテストの原画を描き終えました。このコンテストは今年で3回目です。今年の道祖神は上大池地区にあるもので、嘉永年間のものです。コンテストには毎年50人余の人から応募があり、優秀賞には山形村産長芋がひと箱贈られます。2018.10

 


 この度「上手宰詩集 しおり紐のしまい方」の表紙を描きました。上手さんの詩集の表紙は第一作からほとんど描かせていただいていまして今回で五作となります。

 上手さんの詩は何げない日常の情景が、人の思考を通して宇宙の森羅万象と絡み合って、また日常の情景に蘇っていくような、そんな展開が何とも言えない世界を造っているところが好きです。2018.9

 

 


第70回日本アンデパンダン展


下竹田公会堂に「朝靄」

このほど、下竹田の小山区長さんからの要望があり、山形村の個展に出品した「朝靄」(50号)を公会堂の正面に展示することになりました。3月19日の区の総会でお披露目されました。

 


「キラリ この人」

3月15日の市民タイムスの「キラリ この人」欄に載りました。2時間ほど取材を受けたのですがうまくまとめてくれました。感謝。

 


大人のぬりえ「ソバと道祖神まつり」に

 長野に移って4年。比較的ゆっくりした時間が流れる中で、土と格闘しながら作品作りに追われています。以前から特別変わってきているわけではありませんが、やはり、身近な作物や生き物などの作品が多くなってきているように思います。これからも自分をとりまく生活空間の中から、社会を見つめ平和を願う造形活動をすすめていきたいと思います。
 ところで先日、村の観光協会の方が来て、山形村の「そばと道祖神祭り」に向けて、今流行りの「大人の塗り絵」のイベントをしたい、ついては、その下絵を描いてくれないか、との依頼がありました。
 山形村の蕎麦はその昔から唐沢という山際の渓流唐沢川に沿った地域を中心に十数件の蕎麦屋があり、そば処として知る人ぞ知るメッカで、関西圈方面を主にそば通が集まってきます。この頃は「やまっちそば」として村ぐるみそば処として売り出してきています。道祖神は村内に双体像が22あり、文字や自然石のものも含めると39あります。中には寛政七乙卯年十一月吉日の愛称「筒井筒」という日本を代表する道祖神として、かってJapanese Folk Art-The Coupple Dosojin (日本民族芸術-カップル道祖神)として海外向けの英文雑誌で紹介されたものもあります。
 塗り絵など創作とは程遠い代物と思ってきた私ですが、「大人の塗り絵」の流行りは「楽しむにはこれもありかな」と思っていたところでもあり、下絵作成の依頼を受けることにしまして出来上がったものが上の図版のものです。これは、9月末の「そばと道祖神祭り」に合わせて村内の食堂・蕎麦屋で食事した人に配られ、応募された作品を祭りに飾ろうというイベントです。試しに塗り絵ってみませんか。

 

 


第69回日本アンデパンダン展の様子

アンデパンダン展雑感(13・14室を見て)

 日本画で、昨年100号と50号の意欲作で登場した小田倉由紀が今年は小品ながら充実した仕事を見せてくれた。「天壌の夢Ⅰ」「天壌の夢Ⅱ」は大地に生きる生き物たちの表現がみずみずしく躍動している。私たちの生きる大地はこんなにも豊かなのだとあらためて感じさせてくれる作品だ。そして、今年大作で登場したのが大窪萌木「Day Dream」だ。月山だろうか、空に突きあげる山の頂を前に空を見上げる自分の姿が描かれている。金箔を模した空の表現に難があるが、山肌とその前に広がる草原・人物表現が良く描きこまれていて、未来への希望と不安の入り混じった感情に溢れた力強く若々しい力作だ。どちらも様々な表現方法を模索しながら、これからも若いエネルギーを画面にぶつけていってほしいと願う。めずらしく人物表現に挑戦した中谷小雪「春の仕事」は雪解けを待って田んぼに鍬を入れる農夫の姿が新鮮だ。画材との格闘の跡も見てとれるが、さらに表現の幅を広げていってほしい。人物表現では中田耕一が「修理①・②」で船の修理と網の修理をする人物を扱っている。漁港の情景の中で働く人物が素朴に表現されていてやさしい。鈴木裕子の「母」は丁寧な表現で母の人柄をひかえめながら深く描き出している。日本画以外で目に留まったのは、吉田雅子の「再開を待つ鉄路・浪江駅」「除染を重ねて・福島」。奇をてらうことなく福島の現実をそのまま素直に見て、表現しているところに観る人に何かを感じさせる〝心“があるようだ。(百瀬)

 

◆第69回日本アンデパンダン展アートフォーラム「戦争と美術」 赤旗文化欄(4/13) 

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第16回「地平展」

第4回九条美術展